ドライクリーニングと水洗いどっち?その違いとは?

クリーニング屋さんに洗濯物を持って行った時、こんな事聞かれた事がありませんか。
「水洗いとドライクリーニング、どちらにしますか?」って。

もし、この時、ドライクリーニングと水洗いの違いが分かっていたらすんなり答えられるかもしれませんが、結構多くの人が両者の違いについて分かっていないと思います。

そこで今日は、ドライクリーニングと水洗いの違いについてお話していきたいと思います。

ドライクリーニングとは

まず、ドライクリーニングですが水を使わずに工業ガソリンなどの有機溶剤を用いて洗濯する方法のことです。汚れを落とすって聞くと、多くの人が水を浸かって汚れを落としていくイメージがあると思いますが、ドライクリーニングではドライという名前の通り、一切水を使いません。

このドライクリーニングですが起源はフランス、パリが発祥と言われており、ランプの中のテレビン油をズボンに誤ってこぼした時、急いで拭き取ったらその部分だけがキレイになっていたというのが始まりです。

そこから、型崩れしたり、縮んでしまったりするような水洗いNGの洗濯物を安全に洗うために開発されたのがドライクリーニングなんです。どんなものに効果的なのかというと、油脂分の多いファンデーションや口紅などの化粧品、唐揚げなどの食べ物のシミなどに効果を発揮します。

逆に汗やなどの水溶性の汚れには効果が出にくく、汗ジミやニオイなどはドライクリーニングでは残ってしまう傾向があります。

水洗いとは

次に水洗いですが、水洗いとはそのまま水を使ってクリーニングをすることでランドリーとウエットクリーニングに分けられます。ランドリーとは、普段私たちが洗濯しているように綿や麻、ポリエステルなどが使われているシャツやタオル、シーツなどの水に耐久性のあるものを石鹸や洗剤で温水洗いする方法のことです。

ランドリーは洗浄作用がとても強いので耐久性のある衣料品でないと耐えることができません。

一方、ウエットクリーニングとはドライクリーニングで取り除ききれなかった水溶性のシミを中性洗剤を使って、型崩れや色落ち、収縮性や風合いなどに気を遣いながら優しく洗濯していく方法のことです。本来は水洗いすべきではないものを洗濯するので、その洗濯方法は穏やかなものになります。

また、ウエットクリーニングの方法は衣類の繊維や種類によって変わるため、プロのクリーニング業者の経験や知識が必要となってくる洗濯方式であることは間違いありません。大事なものは信頼のおけるクリーニング屋さんに出すのがベストです。

ドライクリーニングと水洗いどちらを選ぶべきか

さて、ドライクリーニングと水洗いの違いについて理解したと思いますが、例えばスーツをクリーニング屋さんに持って行った時、「水洗いとドライクリーニング、どちらになさいますか?」と聞かれたとします。だけどスーツって、家では洗うことができないからクリーニング店に持って行くわけですよね。

なのに、なぜクリーニング店は水洗いとドライクリーニング、どちらにするか聞いてきたのでしょう。それは、そのスーツがドライクリーニングだけで落ちる汚れではなかったからです。

スーツって一般的にはドライクリーニングで汚れを落とすものです。ですが、ドライクリーニングでは水溶性の汚れである汗や臭いまで落とすことができません。だから、水洗いをした方が良いと判断されたため聞いてきたのです。

「え?!水洗いして大丈夫なの?」と思った人もいるかもしれませんが、そこはプロのクリーニング屋さんなので長年の経験と知識があるから大丈夫!型崩れや色落ちなどあらゆることに気を遣いながらウエットクリーニングをしてもらえるので安心してOKです。

ドライクリーニングと水洗いの違いのまとめ

以上、ドライクリーニングと水洗いの違いについてお話してきましたが、最後に簡単に違いをまとめておきたいと思います。

まず、ドライクリーニングに向いている衣類とは

・型崩れしやすいもの
・色落ちしやすいもの
・収縮性のあるもの

などなどです。洗濯表示にドライクリーニングと書かれているものが対象で、ウールやコート、スーツ、セーターやシルクなどが当てはまり、家でお洗濯できないものになります。また、油脂分の多い化粧品や食べ物のシミなどの汚れを落とすのに最適です。

一方、水洗いは水溶性のシミを落とすのに向いています。水洗いとは水、もしくは温水を使って洗っていく方法で、汗やジュース、アルコールの汚れを洗うのに最適です。ただし、黄ばみの元となる皮脂汚れはドライクリーニングの方がキレイに洗うことができます。

これらの違いをしっかり理解した上で、クリーニングに出す時はドライクリーニングか水洗いを選ぶようにしましょう。